康夫ちゃんに首ったけ その2
どろんこ広場の方がいいかもしれない


 田中康夫長野県知事は、「子ども未来センター」の見直しをしています。
 昨年暮れに現地視察しているニュースを見ていますと、現地はまだ更地で、 山の中の草っ原といった環境です。そこで康夫ちゃんの言葉「ここ、どろんこ 広場の方がいいかもしれないし、木登り広場の方がいいかもしれないね」「そ れが村おこしにならないというなら考えなければならない」
 私の最後の一般質問は、まさに、子どもたちのためにどろんこ広場を、木登 り広場をと言う内容でした。そんな遊び場をほしがっている保育園、学童保育、 若いお母さんの声を集めての質問でした。
 また、大きい子のために、街角で、ちょっとした空き地で、バスケのフリー スローできるような施設があれば、中学生も遊べるのにと質問したこともあり ます。今時の子どもは家でファミコンばっかりやってと、よく言われますが、 外で何をして遊べって言うんだって、中学生はプンプン怒っています。
事故を恐れて、空き地の地主は立ち入り禁止の札を立てていますし、道路は 車の往来が激しいし、木に上れば怒られる。校庭はスポーツサークルで予約済 み。公園の遊具は何歳の子が遊ぶことを想定しているのか不明な規格。
 その時の答弁は、高柳の言ってることは理想論だ、行政は具体論で動いてる、 というものでした。傍聴にきていた若いお母さんは、それこそ「子どもセンタ ーでも作れと言って欲しいのか」ってプンプン怒っていました。
世田谷区に「羽根木プレイパーク」といういわゆる冒険広場のあることを知 ったのは、10数年前の話です。それが、現在数か所に増えているのは、それだ け住民の評価を得ていると言うことだと思います。府中でしたか、ちびっ子広 場という名の原っぱで、端材で小屋を建てたり、穴を掘って水を引いてきて落 しっこしたり、工具を使って好きな物作ったりしているところを見に行ったこ ともあります。決して単なる理想論を言ったのではありません。
康夫ちゃんも、不勉強でセンスのない行政マンから、もっと現実を見てくれ なんて言われてるんでしょうね。