選挙後初の6月議会、新たな緊張で迎えました。
3期目は総務常任委員会委員・議会だより編集委員
会委員・静苑組合議会副議長を仰せつかりました。
さらなるご指導をよろしくお願いいたします。

§民政クラブは過半数で安定
 全国でも珍しく、半数の議員が新人となった鶴ケ島市議会、安定を求める面々 で、民政クラブはたちまち過半数を制しました。副議長経験者は議長の座につか ないという暗黙の了解は崩れ、新人も副委員長ポストを獲得。
 
§高柳は一人でふんばる
 一方、相棒が無念の討ち死にをしたので、私は無会派となり、一人ふんばって いくこととなりました。
 一人でやっていくことに対して不安を感じる市民もいらっしゃるようですが、 以前一人の時を経験していますし、県下には、無会派でいい活動をしている無所 属議員が何人もいます。心配ない心配ないと楽天的な私。「何事かあれば駆けつ けるからね」と、そうした議員たちからエールが届いています。
 
§臨時議会で議長選び
 選挙後間もなくの5月14日に臨時議会が開かれ、議長をきめたり委員会の所属 や委員長を選んだりしました。以前、真夜中までかかったこともありますが、夜 9時頃閉会でしたから、スムースにいったほうでしょう。
 
§初の議員研修5月20日に開催
 講師をお招びしての議員研修というものが初めて行われました。「議員報酬は 生活給ではないので、全額差し押さえが可能だ」という説明がありました。私は、 報酬は生活給プラスアルファであるべきとの立場をとっています。地方主権をめ ざす埼玉自治体議員グループの一員としても、議論を重ねています。
 地方分権が進めば、首長権限はより大きくなり、議会のチェック機能がますま す大切になります。当然、議員の役割も一層重要になってきます。
 議員定数、行政委員会への議員の参加、報酬…地方分権とからんで、どう改正 するか大きな課題です。市民の皆さんの積極的なご意見をお待ちします。
 
補正予算より
不登校解決へ新たな予算
 30日以上休んでいる小・中学生を 不登校としています。小12、中80名 のうち50日以上欠席が小学生10名、 中学生71名で、中学校では 2クラス の生徒が休んでいる計算になります。
 こうした状況解消のため、県から 「不登校児童生徒適応指導総合調査 研究事業」として70万円の予算。
 別途全教職員対象にカウンセリン グの講習も行います。
 不登校・いじめの関係では「さわや か指導員」「ボランティア指導員」な どが、すでに活動していますが、現 場から聞こえてくる声は、相変わら ず「親が悪い」「先生が悪い」です。
 子どもがスクスク育つ環境が失わ れていることを、私は折にふれ指摘 してきましたが、このことへの気づ きと、学校へ戻すことだけを目的と しないという柔軟な対応も必要です。
 
もっと知ってほしい
子どもの権利条約
「つるがしまの教育」91をご覧に なりましたか。7月15日号の「広報つ るがしま」と一緒に配布されました。 最後のページに「子どもの権利条約」 の解説が載っています。公的には「児 童」と訳されていますが、「子ども」 と表現されているのがなによりうれ しく思いました。条約の中身と子ど もをめぐる問題点をかなり把握して いるシルシと受け止めることができ るからです。
 条約の全文を読んで見たい方はご 連絡をください。実費 100円+送料で頒布 しています。希望の方はメールで どうぞ。
3期目初の一般質問、久しぶりに男女問題を取り上げました
質問1 セクハラをなくし女と男のハーモニー
答:実態調査・研修をし、人権問題として広報していく
 流行語大賞に輝いたこともある「セクハラ」。フルネームはセクシャル・ハラス メント。エッチな言動や性差別のことです。
4月1日施行された男女雇用機会均等法では、事業主が防止に努めることにな っています。まずはお役所がお手本を示すように質問しました。
《役所では》実態調査をする・全職員対象の研修をする・防止マニュアル作る
《商工会では》勤労者教養講座・均等法の講習を行った・引き続き検討する
《市民一般には》人権問題としてPRする(6/15男女共同参画社会基本法成立)
《相談機関は》女性のための法律相談・カウンセリングルーム Z87-4755
《女性登用条例》委員会の女性登用率30.2%。条例は作らない。
 セクハラの陰に、女性を性の対象として見てしまうとか、男に従うものとする 遅れた考えが潜んでいます。公的な委員会にどんどん登用することは男女共同参 画社会の基本ですが、セクハラ追放の追い風となります。30%の規定をクリアし ているとはいえ、女性の委員長は3人で10%です。
 
“子宝”という言葉が通用しない、子どもを可愛く思えない親の増加が心配
質問2 子どもを虐待から守り、やさしさあふれる町に
答:ケース発見したら迅速に対応する
《発見件数》平成10年度3件
《研修》5回行った。継続して行う。
《地域との連携》民生委員等との連携で、子どものシグナル見逃さない。
《相談の窓口》福祉事務所(市役所) Z71-1111・児童相談所 Z24-5631
《虐待110番》提言として受け止める。(やる気はない)
 福祉担当や児童相談所への配置を左遷だと考える職員のいることがテレビでも 報道されていました。その上、心の中で、親が悪くっちゃどうしようもないなど と考えていたのでは、子も親も救うことはできません。また、身体への傷で発見 されるケースの他に、言葉による虐待や性的虐待で幼い心を傷つけているケース の発見は、さらなる研鑽が必要ですので、研修を継続することに期待。
 「虐待110番」を実施したところ、予想外に反応が大きかったという他市の報 告があります。また、子ども会関係者、学童保育の指導員等、子どもと接触のあ るポジションの人々すべてが研修に参加しているところもあります。
 
介護保険始動
介護認定審査会条例
 10月から介護認定作業が始まりま す。介護保険による介護を受けよう とする方々は認定の申請をしなけれ ばなりません。
この条例で認定審査会の委員10人 ということと、報酬が決まりました。
 会長・合議体の長が日額12,000円
委員が日額10,000円となりました。
 介護保険の総合的な条例は来年3 月に向けて準備されます。私は介護 保険だけではなく、福祉も含んだ総 合的な条例になるよう質問しました が、どうやら、介護保険の手続きを 決めるだけの条例になりそうです。
 
日米新ガイドライン
 地方自治体にとっての最大の懸念 は、関連法規である「周辺事態法」 に“地方公共団体(市町村など)に協 力を求めることができる”とされて いる点です。
渉外関係主要都道府県知事連絡協議会は“一方的に地方公 共団体の役割が定められることに深 い危惧の念を抱かざるを得ない”と して緊急要請を出しましたし、埼玉 県地方議員のアピールでも“戦争協 力について政府に白紙委任をするよ うなもの”と指摘しています。
 知事会要請の協力内容の詳しい説 明もなく、多くの地方議員が居眠り している間に法は成立してしまいま した。
 
《「食料・農業・農村基本法」 とその関連施策を求める意 見書》を提出しました(7月12日成立しました)
 「国民の7割もが将来の食料事情 に不安を感じている」もとで、この 基本法はあまり評価は高くありませ ん。鶴ケ島市議会としても全会一致 で意見書を出しました。
 自給率の向上、安全性の確立、農 業生産法人への制限、所得保障政策 等について意見をだしました。


 季節は野球シーズンです。一時期は阪神タイガースが首位に立ったりして我が 家は大変でした。大阪も大変。百万円もする金のノムさん像が売れ、道頓堀では 飛び込み警戒が発令。優勝したら、きっと警官に止められても飛び込む人が出る でしょうね。
 そして、議員野球の季節もやってきました。毎年恒例の行事です。
 遠くは明治時代から、野球は交流に役立ってきたという面があることをご存知 ですか。
 普段何もなければ顔を見ることもない近隣の市の議員さんとの交流という意味 では、この野球大会も悪くはないです。とくに、地方分権が中央で進められてい る昨今、地方自治体同士の交流というのは必要だと思います。
 今年のうちの市は、この四月の選挙で若い人が増えたので、結構いいところま で行くのでは、という予想らしいです。優勝したらパレードやらなくちゃかしら。
 でも、優勝してもオッペ川に飛び込むのはやめてくださいね。
(代筆・高柳娘)


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