「日の丸・君が代」法制化反対! 7・23大集会
に行ってきました。


「日の丸・君が代」法制化反対! 7・23大集会 呼びかけ人
井上ひさし(作家)
岡本 三夫(広島修道大学教授)
荻野アンナ(作家)
奥平 康弘(東京大学名誉教授)
北村 小夜(元教員)
小森 陽一(東京大学教養学部教授)
関谷 綾子(日本YWCA元会員)
灰谷健次郎(作家)
松井やより(アジア女性資料センター代表)
森  清範(清水寺貫主)
森山つとむ(キリスト教「日の丸・君が代」法制化反対署名運動センター代表)
山内 徳信(沖縄県前出納長、読谷村前村長)
山口 啓二(東京大学元教授)
山住 正己(東京都立大学名誉教授、前総長)
弓削  達(フェリス女学院大学元学長)
安次富 治(沖縄・名護海上ヘリ基地反対協議会代表)
安仁屋政昭(沖縄国際大学教授)
新崎 盛暉(一坪反戦地主会代表世話人、沖縄大学教授)
池田 浩士(京都大学教授)
池本 誠司(弁護士)
石崎 暾子(草の実会)
石田 英敬(東京大学教養学部教授)
糸井 玲子(子どもの人権擁護協会代表)
伊藤真智子(日本YWCA副会長)
今村 嗣夫(弁護士)
上原 成信(沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック)
内田 雅敏(弁護士)
岡村 達雄(関西大学教員)
小河 義伸(キリスト教「日の丸・君が代」法制化反対署名センター事務局長)
小笠原公子(NCC平和・核問題委員会委員長)
大島 孝一(キリスト者政治連盟委員長)
大田  堯(元都留文化大学学長、元日本教育学会会長)
大津 健一(日本キリスト教協議会総幹事)
小山内美江子(シナリオ作家)
尾山  宏(中国人戦争被害者訴訟弁護団長)
海渡 雄一(弁護士)
加納実紀代(女性史研究家)
神田 順治(野球評論家、日本学生野球協会常務理事)
木邨 健三(日本カトリック正義と平和協議会事務局長)
櫛田 ふき(日本婦人団体連合会会長)
工藤 良任(奈良・般若寺住職)
小谷 汪之(歴史学研究会委員長)
佐高  信(評論家)
寿岳 章子(国語学者)
鈴木 徹衆(真言宗大谷派僧侶、日本宗教者平和協議会理事長)
高里 鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)
高田 公子(新日本婦人の会副会長)
武田 隆雄(日本山妙法寺僧侶)
知花 昌一(沖縄反戦地主)
津和 慶子(日本婦人会議議長)
暉峻 淑子(埼玉大学名誉教授)
徳善 義和(日本キリスト教協議会議長)
豊田  誠(弁護士)
永原 慶二(一橋大学・和光大学名誉教授)
西尾 市郎(平和をつくる琉球弧活動センター・牧師)
庭山 秀雄(弁護士)
野村 剛史(東京大学教養学部教授)
坂内 義子(平和・人権監視委員会代表)
深谷 克己(歴史科学協議会代表委員)
藤田  勇(元東京大学教授、国際反核法律家協会代表)
堀尾 輝久(民主教育研究所代表、元日本教育学会会長)
本田 勝一(『週刊金曜日』編集委員)
前田 良彦(日本聖公会司祭)
増田れい子(ジャーナリスト)
槇枝 元文(元日本教職員組合中央執行委員長)
松浦三知子(日本婦人有権者同盟元会長)
松浦 基之(弁護士)
松島 栄一(歴史教育者協議会委員長)
松田平太郎(「日の丸」「君が代」に反する北海道退職校長の会代表)
森川 金寿(弁護士)
丸木 政臣(和光学園園長)
宮城 泰年(本山修験宗宗務総長)
宮崎 快堯(奈良・白毫寺住職)
矢野 太一(天理教よろこび布教所所長)
湯川れい子(音楽評論家)
以上75名(敬称略)


集会アピール
 私たち研究者・教育者・文化人・宗教者・市民・団体は、それぞれの立場から 「日の丸・君が代」の法制化に反対するさまざまな取り組みをしてきました。私 たちは、昨日、衆議院本会議で「日の丸・君が代」を国旗・国歌とする「国旗及 び国歌に関する法律案」が可決されたことに対して、深い憤りを覚えながらこの 集会を開きました。国民の間に定着しているという政府の意見にもかかわらず、 国民の間には「日の丸・君が代」を「国旗・国歌」として法制化することに対す る反対の声が日増しに強くなっています。にもかかわらず「国旗・国歌に関する 法律案」などの重要案件が、次々と自自公の合意のみで、しかも短期間で決めら れることは、議会制民主主義の破壊を意味しています。
 
「日の丸」は、戦前、日本のアジアへの侵略、植民地支配の先頭にいつも掲げら れていたものです。「君が代」は、天皇を賛美する歌であり、憲法の主権在民の 原則に反します。
「日の丸・君が代」の法制化は、学校現場においては、教師と子どもに対する 「日の丸・君が代」の強制になり、良心に従って「日の丸・君が代」に従わない 教師と子どもへの処罰問題などによって、学校現場に大きな混乱をもたらすこと になります。また、私たちはアジアの一員としてアジアの人々の感情、特にアジ アの戦争被害者の感情に繊細でなければなりません。更に、かつて日本に侵略さ れた歴史を持つアジアの国をルーツに持つ「在日外国人」の子どもたちへの 「日の丸・君が代」の強制を許せません。地上戦の体験と基地の重圧に苦しむ沖 縄の人々に対しても、「日の丸・君が代」の強制を許せません。
 私たちは、憲法によって保障された「良心・思想・信仰の自由」によって「日 の丸・君が代」に従う自由と従わない自由をもっています。しかし、今回の法制 化による強制は、それらの自由を奪い取っていくものであり、これは憲法違反で す。
 
 私たちは、参議院においても引き続き「日の丸・君が代」法制化反対の声を 上げ続け、この法案の廃案を求めていく決意を表明します。

1999年7月23日
「日の丸・君が代」法制化反対! 7・23大集会 参加者一同


 このような集会に私は行ってきました。集合場所は日比谷の野外音楽堂。ここ に溢れるくらいの人々が集まりました。急な呼び掛けにもかかわらず、全部で 6500人もの人が集まったそうです。
 そして、集会のあとは、国会コースと銀座コースとに別れてデモを行いました。 私は国会コースの方に入り、日比谷の野音から国会議事堂までを歩きました。国 会議事堂では、社民党や共産党の国会議員のみなさんが、ずらっと並んで出迎え てくださいました。
 21世紀に向けて、もっと国際間の感情も考えなくてはいけない今、なぜ「日の 丸」「君が代」なのでしょうか。私たちはもっと、その意味を考えなくてはいけ ないと思います。


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