日常雑記

6月30日(金)
 「蛇喜猫賀(じゃきびょうが)CD発表で盛り上がる会」に行ってきました。 飯能のペペホールが会場です。野外コンサートの大好きなグループですが、今日 はホールです。外の演奏は気持ちいいけど、ホールでは、音が跳ね返ってくるの で、自分の出した音がよく聞こえるので改めてびっくりした、なんて、演奏しな がらしゃべっていました。
知る人ぞ知るケーキやさん、舞踏家、陶芸家、画廊のオーナー、等々ユニーク な人々が醸し出す独特の雰囲気は、アングラっぽくて、ひそやかな楽しみを味あ わせてくれました。
 山のようなごちそうも、そうした仲間たちが作ったようです。
 リーダーの中川さんが、中野区の新井薬師にある民謡酒場で津軽三味線を弾い ているという話は始めてききましたが、そこの民謡歌手と尺八の方がきていて、 民謡を披露してくれました。正調民謡もなかなかよかったですが、パーカッショ ンやシンセとの合奏もなかなかでした。
 最後は秩父音頭で盛り上がりました。私も誘われて、見よう見まねで踊りまし た。皆さんとても上手でびっくりしました。なんて多才な人たちでしょう。


6月28日(水)
「つるがしま男女共生フォーラム」の実行委員会に出席しました。年配の男性 2人も参加しています。お一人の方がしばしば面白い発言をします。
「音楽の世界は男も女も対等だ。むしろ女のほうが活躍している。今ごろ男女 共生とは遅れている」
「世間では、男女共同参画って言ってるのになぜ共生なんだ」
 その他、講師の候補として名前の上がった方について、根掘り葉掘り聞きます。
「どんな経歴の人なんだ」(知ったかぶりしないところがよろしい)
「悩んでる女性に確かな答えを出せる人か」(別に悩んでる女性のための会で はないんですが…)
「歳はいくつだ」(関係、ある、かな)
本人は「勉強しにきました」って言ってるくらいなので、この方がフォーラム が終わる頃にどんな変化をみせるか、楽しみです。


6月27日(火)
「埼玉県洗剤問題対策検討委員会」を傍聴しました。県は合成洗剤を石けんに 切り替える方針を打ち出しましたが、どのようにして切り替えていくか、この委 員会で提言します。3人の学者と消費生活アドバイザー、消費生活コンサルタン トの5人の委員の皆さんの思いが、まだ一つになってはいないようでした。
 でも、学者たちはハッキリしたイメージで発言していました。「ビオトープと 水質」の面から考えていこうという発言は、埼玉県が先進的にビオトープの考え 方の普及にとりくんでいることを評価しての発言と感じました。石けんの有用性 についての疑問に対しては、「残留性と毒性」があるかどうかを基準にして見て いくんだとハッキリした見解を出していました。
県としても、「使い勝手の悪さや価格の高さを乗り越えて生態系のことを考え て貰える」ような提言を期待しているようでした。
 多くの市民団体が、長い年月石けん推進の運動をしてきて、ようやく一つのス テップをのぼりつつあると思うと、ワクワクしますが、それにしてもデータの少 なさ、不十分さは、行政の怠慢以外の何物でもでもありません。



 洗剤問題対策検討委員会が終わった後、埼玉県教育局生涯学習部健康教育課・ 健康福祉部生活衛生課と埼玉県学校給食を考える会の懇談会に出席しました。6 時近くまでかかりました。県の職員の仕事も容易ではないですね。
 テーマはここ数年来同じで、「学校給食パンを作っている岩槻工場の消毒につ いて」です。
 日本子孫基金の調査で、埼玉県の学校給食用パンから何種類かの農薬が検出さ れました。県で調査したところ、さらに多くの量が検出されたのです。ところが、 県は検出限界値を高くとっていて、「検出せず」としたのです。
 このことを取りあげて、話し合いを重ねてきました。
 今回画期的だったのは、「昆虫等生息調査結果報告書」と「昆虫等防除作業報 告書」をキチンと整備させることにしたことです。
 こうした報告書に記入されている薬剤の名称が商品名であるため、その毒性に ついて即座に判断しにくいので、登録ナンバーを付した薬剤名にするべきである ことを、考える会として提言しました。
 年間10回もの消毒については、そんなにしていないという県への報告と契約書 とにズレがあり、何が真実か、県として把握すべきであることも指摘しました。
 県としては、パン工場は直接指導すべき対象ではないので、学校給食会を通じ て、工場に改善するよう言ってあるというのですが、それは逃げでしょう。


6月26日(月)
2年ぶりに「ごみ問題さいたまの会」の会合が開かれました。主力メンバーが、 最終処分場問題やダイオキシン問題に取り組んでいたため、開店休業状態でした。
 久しぶりといっても、問題意識を同じくする人たちですし、いろんな場面で顔 を合わせる方もいて、始めからトントンと話は進みました。
 自動販売機は温暖化に大いに貢献している、これを何とかしようということで、 今年の方針が決まりました。
 実は、何年か前にオッペ川生活環境学舎でも取り組もうとしたことがあります。 私が個人的に予備調査をしましたが、項目を細かくしすぎて全体調査にいたりま せんでした。他にも同じような経験をした方がいましたので、設置場所調査程度 で出発しようということになりました。


6月25日(日)
お誘いを受けて長野県辰野町のホタルまつりに行ってきました。途中雨が降っ たり、太陽が顔を出したりで、ハラハラしながらの旅になりました。
 諏訪大社に立ち寄りました。2度もきたことがあるのに、背後の森が天然記念 叢林の指定を受けていて、樹種120、草種340もあるなんて、始めて気づきました。
 もう一つ始めて気づいたのは温泉が出ていることです。手を差しのべてみたら、 結構な温度でした。温泉風呂ができそうですが、湯量が少ないのでしょうか、柄 杓で飲むだけです。
もうもう牧場でおいしいアイスクリームを同行者にプレゼントしていただいて、 ご機嫌で、辰野町に4時ごろ到着しました。駐車場の係の方と交渉して、駐車場 を確保してから、町営の温泉に入りにいきました。とても空いていて、飲食物持 ち込みもでき、ゆったりとした時間を楽しみました。
 さて、駐車場に戻ってみると、雨も上がり、絶好のホタル日和。早速コースを 散歩しました。街灯はなく真っ暗闇のようでしたが、慣れてくると、道もちゃん と見えました。あ、いたいた。一匹、こちらにも。って騒ぎながらコースを辿る と、突然、クリスマスツリーのように光り輝くホタルの群れに出会いました。高 く、低く、柔らかな光が点滅していました。それはそれは美しい光景でした。
 町の人々が総力をあげてホタルの名所を復活させたとのことです。
 鶴ケ島でもと考えたことがありますが、水質が悪すぎて話にならないとあきら めた経過があります。辰野にきてもう一つ気づいたことは「暗さ」です。明るく ては、ホタルは光ることができず、雄と雌が出会えないため結局絶滅してしまう のです。
 人工的に育てたホタルを放流して鑑賞している話もずいぶん聞きますが、自然 発生する場所のあることが尊いのではないでしょうか。
 せっかく遠くまで来たのに、きょうはホタルは飛ばないかもしれないとのウワ サに流されて、バスに残った方がいたのは、まことに残念でした。また、コース を全部歩かなかったために、素晴らしい光景を見そびれた方もいたようでした。 これを見せたいといって企画して下さった方にも申し訳けないではありませんか。
 何事も、目的意識を持って、それを全うしようとしなければ、真の喜びと充実 を獲得することはできません。


6月24日(土)
 歴史講座第2回『疫神の祭り』に出席しました。講師は飯塚好・埼玉県立民俗 文化センター専門調査員。
 1神輿の祭り 2三頭たての獅子舞 3お獅子様 4百万遍 5大般若 6フ セギ 以上6つに分類して、県内の伝統的なお祭りについて解説がなされ、ビデ オとスライドも見ました。
 人々の暮らしに密着し、疫病退散を願い、人々を結束させてきた、素朴な祭り の数々を改めて認識しました。最近では、殆どの祭りが、由来から離れて、近い 日曜日を選んで行われているとのことでした。そういえば川越祭りも昨年から土 日に行われるようになったばかりです。勿論われらが「脚折雨乞い」も日曜日に 行われます。
 川のあるところでは、ほとんどが最後に川にはいる、あるいは、サカキやツバ キ、麦などで作った神輿を川に流すというのは、疫病を流れに流し去るという意 味だろうとの解説には、なるほどと思われました。
 鶴ヶ島では2月に「龍のまちアートフェスティバル」が行われました。これに ちなんで「太鼓鳴らし 風となり 龍となって 街を歩こうよ」と題してパフォー マンスが行われました。雷電池(かんだちがいけ)で龍に見立てた麻袋をもって 池に入ったパフォーマーたちが、汚れた水を打って清め、笛や太鼓を打ち鳴らし、 アートフェス会場に向かって行進しました。オセアニア造形美術品として市が保 管しているスリット太鼓がうまく腰に結びつけられて用いられるのを見て、あ、 こういう使い方をするのかと感心しました。この新しい現代の祭りに私も歩いて 参加しました。


6月23日(金)
珍しくママが熱発で、新聞の切り抜きをしたり、孫の子守の一日となりました。
 2歳の弟は仮面ライダーとウルトラマンにはまっていて、一日の大半を人形抱 えて闘わせたり、自分でポーズを取って叫んだりしています。クウガを胸に抱い て身体を横にゆすって「ねんねんよォ」(と、まだしゃべったわけではないんで すが)という姿は実に愛らしく、思わず笑ってしまいます。


6月22日(木)
 きょうはピアノの調律にきてもらいました。調律師はとても美しい女性で、ロ マンティストです。しかもとてもセンスのよい調律をしてくださる方です。昨年 暮れに新しい家に引っ越してから、永年眠っていたピアノを復活させてもらいま した。
 私としてはそれだけで満足なんですが、「あまり弾いてませんね」っていわれ ると、なにやら罪を犯しているような気分になってしまいます。
骨折のあとのリハビリをサボタージュしたために、今だに手が十分に使えませ ん。その上、弾き始めると、孫がかならずじゃましにやってきます。私を押しの けてジャンジャン叩くのです。終わると蓋をしめてなかなか私にさわらせてくれ ません。
 始め孫に媚びて「帰ってきたウルトラマン」や「オモチャのチャチャチャ」な どを弾いてみましたが、いまでは、孫の一人でもピアノが好きになってくれれば いいなと思い、なるべく美しい曲を弾く方針に切り替えました。効果は今のとこ ろわかりません。


3月16日(木)
 議会の会期中ですが、卒業式があるので、今日はおやすみです。
 私は藤中学校の卒業式に出席してきました。
 なぜか毎年、卒業式は冷え込みます。出がけに使い捨てカイロが見つからず、寒さを覚悟で出かけましたら、なんと受付でカイロをいただき、嬉しくなりました。
 校歌を歌う時、娘が藤中に転校してきたばかりのことを思い出しました。音楽のテストに「校歌を書きなさい」という問題が出たのです。新宿区立落合第二中学校の校歌を書いた娘もなかなか柔軟だと思いましたが、なんと音楽の先生は「歌詞、間違ってないわよね」とおっしゃって、○をくださったのです。
 引き続き合唱祭参加の練習に燃え、娘はすっかりクラスメイトと意気統合して、たった1年間の藤中学を思い切り楽しんだようでした。卒業の日、みんなで合唱のテープを聞いて泣いたといいます。
 今日の卒業式での圧巻は、やはり合唱でした。例年もう少し元気に歌えないかななんて思いながら聞いていたような気がしますが、今年は「校歌」「式歌」「巣立ちの歌」、どれをとってもしっかり歌っていて、ハーモニーも素晴らしく、歌い終ったとき、沢山の拍手がわきました。たしか、いつもの年は拍手なんかなかったと思うのです。
 指揮もピアノも卒業生が担当していました。
 控室に戻ったときの校長先生の挨拶も、とても得意そうでした。
 生徒たちも、きっと印象深く、いつまでも忘れないことでしょう。


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