日常雑記
2001年5月


5月29日(火)
 腰痛発症した日に小高い山に登ったりしたので、用心していつになく早々と治 療を始めたものの、天候が悪かったりして出かけられないついでに、腰痛は自宅 療養と相成り、危うく寝たきり老人に。
 本日復帰第1弾で、マイバッグ検討委員会に出席。
 ごみになってしまうレジ袋の使用を減らそうと始まったマイバッグ検討委員会。 世の中だいたいそんな動きですよね。従ってレジ袋作ってる会社はやっぱり受注 減ってるそうです。環境の世紀へ向けてやむを得ない、これも構造改革。メーカ ーさんは創意工夫して、別の製品作りへ早くシフトしてね。

<5月28日>
 貴乃花は膝を痛めたのに優勝を決めたんですが、その時「鬼の形相」だったっ て新聞で読んで、気にしていたところニュースでやっと見ることができました。 1チャンネルがとても良くその瞬間を捉えていましたね。さっそく仕事中の娘さ んに「見た、見た」とメールをうってしまいました。返信に曰く「スポーツ紙は 1面トップだよ」…あぁあ、だからおやじギャルって言われるんだ。

 刈羽村でのプルサーマル受け入れ可否を問う住民投票、反対が53.6%。読売新 聞はその必要性について投票前にキャンペーンしてましたけどね、住民の不安は ぬぐえなかったってことね。
 昨年亡くなった物理学者の武谷三男さんは「安全が証明されたものでない限り 絶対に実施してはならない」と警告し続けました。「プルトニウムの半減期が2 万4千年、無害になるのに最低でも24万年かかるものを何十トンも作ってどうする の」と嘆いていました。
 現地の人たちは、ガンで亡くなっていく原発労働者を見て見ぬ振り。プルサー マルではさらに被害が大きくなるらしい。これは立派な人権侵害ですよ。
 今回の住民投票は、見て見ぬ振りのできない人の表現でもあるのよね。

<5月27日>
 本日の読売新聞「大豆自給率5%実現へ」。《遺伝子組み換えをしていない国 産大豆への需要の高まりや米の転作対象作物として国の助成金が出ることなどが 背景にある》との解説。
 私が3月19日に学校給食会で聞いてきた話では、埼玉県では、学校給食に大々 的に使い始めて、昨年なんと前年の15倍の収穫。大研究をした「彩の国なっとう」 が好評だそうです。一般発売も目論んでいるらしいんですが、デパートに同じ銘 柄の納豆が出回っていると聞いてスワ一大事と飛んでいったら「彩の国の納豆」 と微妙に名前が違っていたそうです。作業服のまま飛んでいったので、メーカー の調査員と間違えられたんですって。一生懸命な姿が思われて、ちょっとおかし かったです。

<5月26日>
 原爆絵画展実行委員会。まだ床上げできなくて欠席。昨年は特別講演として東 井玲さんの「東海村のJCO事故」のお話でした。アメリカは原発再開というし、 原爆だけに気を取られているわけにはいきませんよ。武谷三男さんは原爆と原発 は双子だって言ってましたしね。人の命を犠牲にしての経済発展なんて意味ない ってことを多くの人が考えるようになるといいんですけど。

<5月23日>
 ハンセン病訴訟、国は控訴しませんでしたね。 まずはメデタシ。
 控訴見送りの首相談話「長い歴史の中で患者・元患者の皆さんが経験してきた 様々な苦しみ」「名誉回復をどのようにして実現できるのか」「人権に対する大 きな制限、制約」「すでに高齢」これらの言葉をそのまま従軍慰安婦に向けたら どうなるでしょうね。一方は数千人。他方は10万人とも20万人とも言われている んですが…。
 一方は人気維持に役立ち、もう一方は役立たない…。

<5月21日>
 なんと! 腰痛。早速整骨院へ。前職バレバレでちょっと恥ずかしかったんで すが、励ましていただいて、腰痛半分直った気分。
 19日土曜日の3チャンネル「しゃべり場」で「役に立つ」ってどういうことか 若者が議論していたんですが、一方でチャイルドラインなどでは「役に立つなん て思うな」とか「淡々と共感していく」ことの重要性も語られているんですね。 励まされて、やってきたことを評価していただいてウキウキしている私は、単純 かなぁって思わないでもないんですが、元気が出たことは確かです。

 腰痛をかばいつつ、しばし国会中継を見ながらゴロ寝。小泉人気を反映して視 聴率はワイドショーを越えたとか。
 円より子議員の質問で、子どもの遊びのくだり…公園でボール遊びしたら注意 されるとか、交通が激しく道路で遊べないとか…。私が同じ質問をしたら、鶴ヶ 島ではヤジが飛んだんですがね。国会ではこの種の質問は軽く流されてるんでし ょうかね。扇国土交通大臣は新たに作る団地には車を遮断して遊べる空間を作る って答えてましたが、既存の街をどう改造していくのかが問題ですね。既存の街 を改造するとなると、地方財政が問題になるんですが、小泉首相は、国債発行を 30兆円に押さえるためには地方交付税を減らすと答弁してました。地方財政構造 は子ども中心にシフトしていかない限りお寒い時代に突入しそ。

<5月20日>
 摩訶不思議なパフォーマンス? に参加。所は飯能の山の中。車を捨てて山道 を登っていくと、太鼓らしきトントコトコトコと響く音。木霊して、音源がどこ か定かならず。鳥の声かと思えば鳥笛を吹く女性が草むらの向こうに立っている。 鳥笛かと思えば梢をかすめて飛び立つ鳥。葉隠れに見える白い衣の女性が歌う、 歌詞はない。
 主催者というか、古民家の主が解放した座敷で休憩をしていると、2階で響き 渡る太鼓。元蚕部屋の2階はスタジオになっていて、編んだ針金に楮(こうぞ) を絡ませ、さらに和紙をかけた、風に揺らぐ物体…シツレイ、作品。そう、オブ ジェ。作者は加茂孝子さん。
 笙のような音色の韓国の楽器や太鼓、歌声を背中に聞きながら、そろそろオイ トマって帰ってきた次第。
 企画は中川昌一郎さん。今回はいつもの三味線と彼の歌はなし。お題は「土か ら放たれた場所へ―呼吸・時間・風―」
 日の出の森でも、ごみ最終処分場反対に共鳴したアーティストたちが森の中で 作品を造って、環境丸ごと作品だぁって闘ってました。悔しいことに強制執行さ れちゃいましたけど。

<5月19日>
 横浜へ。参院選立候補予定のキ政連副委員長の後援会総会のお手伝い。ミニコ ンサートでは、公務員なのに私的時間には平和の歌など歌っている女性とその夫 ・友人がギター担当。街頭では、ダンボールハウスの住人からも意見が飛び出す など、横浜ならではの光景も。


5月13日(日)
 NHKスペシャル「被爆治療83日間の記録〜東海村臨海事故〜」を観てしまっ たんですよぉ。元気そのものにしか見えなかった大内さん。細胞が放射化して、 まだ元気な細胞を次々攻撃。腸の粘膜も次々死んでいって、肉体が内側から崩れ て…おお、こわ! ちぎれた染色体は二度と細胞を造ることなく、皮膚を失った 肉体からは一日2リットルもの水分がしみだしていくんですって。チラと写った 大内さんの右手は想像を絶するむごたらしさじゃありませんか。これでは、とて も身体は写せなかったんだなぁって思いました。
 つい数日前、原発で働いている人から、福井県だけでも原発労働者で白血病や 肝臓ガンで亡くなった人がすでに100人と聞いたばかりです。 労働者が使い捨て されてるんですねぇ。

<5月12日>
 第20回鶴ヶ島市子どもフェスティバル。鶴ヶ島へきて満18年。第2回の時が初 参加でしたねぇ。始めはブラブラ見学だけ。縁あって参加団体の一員となり、楽 しい企画をしようと、あれこれ話し合ったり、周りの人を乗せるためちょっとし た仕掛けを考えたりしましたっけ。
 議員の間はブラブラ見学のあと他の集会に出かけたりがほとんど。今年はと言 えば、初参加したポリトライブの一員として、熱い中、久しぶりに始めからしま いまで働きました。
 他に2つあった集会は思い切ってキャンセル。
 会場は太田ヶ谷に運動公園整備中につき、奇しくも第1回と同じ富士見中央公 園となりました。
 司会や進行を子どもたちが担当。来賓挨拶は市長だけ。ステージではロックバ ンドの参加と、当初とは運営や参加団体に微妙な変化が見られます。
 ミュンヘンには「子どもの街」という事業があって、夏休みに長期間子どもが 市予算を使って街を運営します。鶴ヶ島でも子どもフェスを、子どもが主導権を 握った運営へとシフトして、さらには子どもによる街運営へと発展させたら、子 どもはウンと元気がでるんじゃないでしょうか。そんな質問を展開したこともあ るんですが、なかなか理解されませんでしたねぇ。

<5月10〜11日>
 敦賀市と小浜市へ。原発で働いている配管のプロ斉藤さんからは原発ボロボロ という怖ーい話を、明通寺副住職中嶌哲演さんからは、原発に反対してきた小浜 市が、原発に囲まれて暮らしているという皮肉をもたらした歴史的経過を伺いま した。
 放射能もさることながら、化学物質の影響はほんとに大変。アトピーどころで はないんですよ。3/10読売にも「キレる」子どもの心を読み解く鍵は脳にあって、 その脳が環境ホルモンなどの影響を受けて微小な障害を引き起こしているという 研究成果が載っていました。食は命の源。もっともっと気にしたい分野ですね。

<5月5日〜6日>
 チャイルドラインの日。イギリスで始まった子どもと電話でおしゃべりするボ ランティア。かの国ではフリーダイヤル。日本では残念ながらそこまで経費はで ませーん。これからは週2回月木開設になるので、経費はボランティアする私た ちが会費を払って支えまーす。
 私は事務局の補佐が担当で、じつはお茶出し係。
 この日かかってきた電話は48件。無言電話が15件。

<5月3日>
 日比谷公会堂にて憲法集会。5000人も押し掛けて、入りきれない人の中に私も。 そして列の後から声をかけてくださった方が、何と川名靖子元鶴ヶ島町議。引退 されて、他市に移られても、初志変わらずこうした集会にかけつけるなんて、な かなかできることじゃないですよね。他にも何人か知り合いと声を掛け合いまし たが、とにかく、小泉政権発足で、こりゃタイヘンって感じた人が結構多かった ってことかな。それにしても支持率80数パーセントはウソでしょって数字。
 集会が終わってから銀座までデモ行進。シュプレヒコールを繰り返しながらの 労組に続いて、キリスト者平和ネットは賛美歌歌いながらミュージックベル隊。 私も早朝から集まってベルの練習をして参加しました。そして、数ブロック後ろ に続くのが黄色い衣の日本山妙法寺のお坊さんたち。ドンツクドンツク団扇太鼓 打ち鳴らしての参加でした。

<5月1日>
 川越市議桑山さんのボランティアルーム“つどい”でティーパーティ。土屋知 事がふるさと訪問に選んだという貴重な私設コミュニティルーム。おいしい紅茶 のいれ方を教わって、こどもネットについても意見交換。あとはフルートや歌三 昧。私もピアノ弾いたり歌ったり、久しぶりに楽しかったわぁ。


BACK