日常雑記
2001年11月


11月30日(金)
 マイバッグ検討委員会。レジ袋追放に導くマイバッグのデザイン、材質等決ま りいよいよ発注することに。値段等どうするかについては、結局市制10周年記念 として無料配布ということになりました。お店でスタンプ押して貰って20個とか になった方に差し上げたいと言う意見でだいたい落ち着いてるんですが、お店の 協力が得られるかどうかについては、検討の余地あり。

11月28日(水)
 アフターユーで桑山さんのグループが忘年会。私もまざってしまいました。自 宅開放でお年寄りのたまり場作ってる人、83歳の方が書で受章し、その書がワイ ンのラベルになるという快挙を成し遂げた方、定年後に始めた絵が授賞し、来年 川越市役所に展示されると言う方、等々ユニークな活動の紹介もあり、いい締め くくりになりました。

11月27日(火)
 公民館の人権講座、なかなか良さそうな内容なんですが、私は1回しか出席で きないので、少しアピールしなくちゃと、ご案内を出すことに。ちょっと準備に 手間取ったけれど、3時間程度で配れる数に絞って作成。
 自転車走らせるのは、なかなか快適。

11月26日(月)
 連日外出で、いろいろ事務処理がたまってきたので、はずしたくないなぁと考えていた学習会その他、きょうはすべてキャンセル。
 朝一番で家をとびだすところはいつもと同じ。辞職1年のご挨拶、頼まれていた楽譜「時間よとまれ」のお届け、借りていたものの返却、学校図書館を考えるさいたまネットワークの会報配布、等々こなして、買い物だけ忘れてしまったぁ。

11月25日(日)
 子どもの権利条約10年目の報告の年。半年遅れで政府報告が出てきました。それを受けてNGOの検討会。明日は政府との話し合い。
 会場となった晴海区民会館は晴海アイランド“トリトンスクエア”の一角にあるんですが、ちょうどイルミネーション点灯期間で、あちこちで親子やツーショ ットで写真を撮ってました。樹木のイルミネーションについては、批判もあるん ですが、寒い夜を彩って、幻想的な美しさを醸し出していて、見る思いは複雑。

11月24日(土)
 中島良雄先生の個展をのぞいて、やさしい気持ちになって、「埼玉市民行動 in 川越」実行委員会へ。「デモ」にするか「ピースウォーク」にするかでちょっと した議論。「“デモ”って過激な印象がする」っていうピースウォーク派。「“ピースウォーク”だなんてごまかしてるようでイヤだなぁ」っていうのがデモ派の 言い分。
 結論は「ピースウォーク」に。

11月23日(金)
矢沢栄吉の「時間よとまれ」の楽譜もってなあい、って数日前に電話いただいたので、研修の帰りに銀座ヤマハに立ち寄り。あれもこれも欲しくって、さんざん逡巡したあげく、何冊も抱えて帰ってきてしまいました。さぁて、どこで節約 しようかなぁ。

11月22日(木)
 キ政連の一泊研修のため熱海へ。早めに着いて散歩。晴れ渡った空、穏やかな海、浮かぶ初島、けぶる大島、鳥の囀り、紅葉したハゼの木、山の中の畑、あまり手の入ってない自然なままの遊歩道、荒々しくえだをのばす黒松…。
 穏やかなひとときを過ごし、温泉につかり、英気を養って、議論に臨みました。

11月21日(水)
 NCC平和・核問題委員会。平和を求める活動が活発におこなわれているのに、メディアにはほとんど登場しませんねぇ。

11月20日(火)
 鶴ヶ島ケアホームで、ひまわりコーラスに混ざってボランティア。動かないキーがあったり、ピアノはちょっと可哀想な状態。それで、咄嗟にキーを変えなくちゃいけないし、民謡に唱歌に歌謡曲と広いレパートリーで楽しませなくてはいけないし、ボランティアも侮れませんねぇ。
 コーラスの人たちが来るのを待っている間、デイサービスで習字をしているところを見学。仲間に入らない人もチラホラ。キーボードを持った方がいたので話しているうちに、私も弾いてみることに。そしたら、さっきまでボーと座っていた女性が寄ってきて一緒に歌いだしたんです。さらにもう一人の男性が寄ってきて、なんと曲の解説などしてくれるんですよ。
 お年寄りの隠された興味を引き出せたら、ボランティアし甲斐があるし、お互い幸せですよね。

11月19日(月)
 見ました。しし座流星群。3時から30分ほどで200個以上。3年前はわざわざ天文台まで出かけたのにあまり見られなくてガッカリして帰ってきました。それでも話題になったスゴイ光をみることができたので、ま、いっか、でした。
 7〜8年前はもっと期待はずれでした。あれはペルセウス流星群だったかしら。今回も、じつはもっとすごいのを期待してはいたんですが、家の庭で見られたんだし、200個は、やっぱりスゴイですよね。
 彗星って地球ができた頃から宇宙を駆けめぐってるんでしょ。45億年の光を拝んじゃったってこ とね。スゴーイ!

11月18日(日)
 礼拝後「教会50年史編集委員会」に紛れ込んできました。「お弁当余ってるん ならいただこうかな」「ついでに編集委員会に出ていけば」。こんな会話で仲間 に入ってしまえる教会、好き。
 青年会が元気良かった60年代の哲学論争、消費者運動の始まり、15年間にわた るクリスマスの中止と再開…、社会の動きを敏感に受け止めつつ、絶えず問い直 しつつ行動してきた教会の、その雰囲気が伝わるような編集にしたいねと話し合 ってる現場に立ち会って、あまり教会へ行かなくなっていたのに、一気に教会に 入り浸ってた昔に引き戻された感じ。引退された牧師が目の前に座ってるんじゃ ないかって思ってしまいました。

11月17日(土)
 連続講座「武器取引禁止にむけて」最終回は極めつけ「宇宙制覇を目指すアメ リカ」。土星探査機カッシーニに積みこまれたプルトニウムと生き残りを賭ける 原子力産業。そこで実践的市民運動のターゲットは、武器輸出禁止の日本から出 ていく民生兵器の調査と暴露。

11月15日(木)
 きょうは栄小学校の開校記念日。学校給食を考える会は子どもたちで大にぎわい。心配していたブドウのタネのオイル、やっぱりダメみたい。「グレープシー ド・オイルってさぁ、化学薬品で抽出するんだよぉ、そんなの買っちゃダメじゃない」って言われてしまいました。「でもね、検査して薬品出なきゃいいのよ」 っていう意見もあって、現物提供して検査してもらおうかなって考えてます。

11月14日(水)
 「あれ、ひいくんどうしたの。具合悪いの」なんてとぼけたこと聞いちゃって。 きょうは県民の日。きのうは長久保小学校の開校記念日。ウチの孫は2日間の休 み。
たか「たあちゃんもガッコいきたいな」
ママ「まだ行けないね」
たか「いけるよ」
ママ「ひいくんみたいに、いってきます、って、一人で出かけて、ただいま、
  って、一人で帰ってくるんだよ」
ばば「お迎えないんだよ」
ママ「できる?」
たか(首を横に振る)
 しばらくして…
たか「ともだちいるからダイジョブだよ。ひいくんもいるし」
 いつの間にか「ともだち」というものを認識しているたあちゃん。けんかばか りしているお兄ちゃんへの絶大な信頼感! 

11月11日(日)
 「子どもとともに生きる地域・学校とは!」に教育長がシンポジストとして出 るというので、鶴ヶ島の状況をまとめて聞けるかなと思い、朝霞市産業文化セン ターへ。お話は学校協議会についてでした。鶴ヶ島の学校協議会は全国から注目 されてるんだそうです。へぇー、そんなに成果挙げてるのかなってびっくりした んですが、子どもたちが参加するところまでこぎつけたけど、まだ成果があがる ってところまではいってないみたい。
 子どもの居場所つくりで有名な佐藤洋作さんの話では、今、OBとしての青年 たちの就職まで含めた地域活動の可能性をさぐってるっていうのが、すっごく大 変そうだけど面白そ。
 高齢者も居場所探し・仕事探し。
 所沢高校出身の大学生はじめ、子どもの声を国連に届ける会などの若者たちが 元気よくって、「イマジン」歌ったり平和のメッセージ出したり…。若者は希望 そのものね。

11月10日(土)
 チャイルドラインの講座「性の電話ワーク」。講師は安達倭雅子さん。チャイ ルドラインの基本は「聞くだけ」。だけど、性に関してだけは、それでは不十分。 知識・価値観・情報の3点を揃って身につけた上で子どもたちの性に関する話題 に対応しないといけない。学校ではろくなこと習ってないから、子どもたちは疑 問だらけ、不安だらけ、間違いだらけの性知識で、「妊娠しちゃたみたい」って さわいでる。そこで、きょうは、正しい知識をお勉強。
 最後にロールプレイングをしたんです。二人一組で、質問する子どもと答える おとなになって、最初は「ねえ、どこから赤ちゃんは生まれてくるの」。次に役 割交代して、こんどは「お母さんからうまれてくるのに、どうしてお父さんに似 るの」。私のお相手はとっても若い男の子で、答えに詰まって、可愛らしかった よぉ。

11月9日(金)
   生活ホーム、グループホーム、福祉ホーム、デイケア、ケアホーム…似たりよ ったりの単語があって、法律的には厳密に違う概念もあったりで、混乱しちゃう んだけど、家のすぐ近くに「デイホーム」というのができました。月曜から金曜 までの朝10時半から午後3時半まで、60歳以上の人は誰でも利用できます。
 10月1日にオープンしていたんですが、知ったのは回覧板が回ってきた10月半ば です。そして、やっときょう、のぞきに行ってきました。午後になって行ったん ですが、あいにくの雨で、私が本日たった一人の利用者でした。茶菓子代100円が 必要でした。ボランティアさんが午前中2人、午後1人というのがきょうの態勢 でした。利用者のいないときを利用しての研修やボランティア同士の打ち合わせ などの予定はなく、運営等の研究はこれからといったところのようでした。
   自分たちの居場所だと考えられるようになり、自分たちで自立的に運営してい こうという集団ができるといいな。

11月8日(金)
  日本最古の学校といわれている足利学校と市立美術館、厄除け佐野大師へ。行 く途中立ち寄った岩舟町みかも山公園ふれあい直売所で、ぶどうのタネで作った オイルを見つけました。ビタミンEがいっぱいでコレステロールはゼロなんです って。油は製造過程に問題があるんですが、どんな作り方してようが、珍しいか ら許す、ということで買ってしまいました。
 鶴ヶ島にも、他の町にない特産物ほしいな。「鶴ヶ島ワイン」っていうのが一 応あるんですが、鶴ヶ島のブドウだっていうだけで、珍しいってほどの物ではな いしねぇ。とか言いながら、娘の結婚式の引き出物に使わせてもらいましたけど。
 足利学校は地方のリーダーを養成した歴史をもっており、易学と兵法が重要課 題だったといいます。平成2年に江戸中期の姿として蘇った国指定史跡なんです が、運営にはお金がかかり、大変なようです。
 美術館は第三セクターなので、下駄履きの建物で、3階までが美術館ですが、 上部は市営の賃貸住宅になっています。そうした努力にもかかわらず、やはり運 営は困難とのこと。
 それでも、電線地中化でスッキリした商店街は気持ち良かったし、「足利学校 石畳の道」はいい雰囲気でしたよ。

11月5日(月)
 きょうはオオボケ。長崎正幸先生の「原子力と人類の将来」を聞きに出かけた んですが、地図を持って出るのを忘れてしまいました。新宿で小田急に乗り替え るところで家に電話すれば良かったのに、また娘にバカにされると思って、うろ 覚えのまま代々木上原で降りて見ました。駅の地図を見て、幡ヶ谷に向かって歩 いたんですが、行けども行けども見つかりません。やっと交番を見つけて調べて もらったら、なんと会場のベテル教会は富ヶ谷だったんです。
 よほど帰ろうかと思ったんですが、せっかく2時間もかけてやって来たんだし、 昨日テレビで「猿の惑星」を見たばかりだし、きょうのお話は科学的に未来を語 ってくれるはずですから、レジュメを貰うだけでも勉強になるはずだからと、恥 を忍んで大遅刻でたどり着きました。
 原発の胡散臭さは周知の事実ですけど、先生のお話はより一層専門的でした。 「熱効率」の悪いことや「出力のスケールアップに伴う技術上の無理」が招くト ラブル、「廃棄」に伴う危険と費用の問題等の他、政治的な問題もからんでの原 発推進の間違いも指摘されました。
 それでね、風力やソーラーに切り替えろっていうのかと思ったら、これがまた また廃棄されるときのことまで考えられてないし、問題だらけだっていうんです。
 結論は「目先の生産性や利便性の向上ではなしに、人類生き残りのための地球 規模の研究開発」に一日も早くとりかからなくてはいけないとの訴え。
 9.11テロは軍備など何の役にも立たないことの証明にもなったはず。それでも ますます軍備にお金も人も投入していきますねぇ。今やサバイバルを賭けて、お 金の使いどころを見直さなくてはね。国家のお金といったって、元はといえば私 たちのお金ですからねぇ。

11月4日(日)
 図書館まつり。昨日は塩沢へ行ってたので、興味深い講演があったんですが、 聞けませんでした。きょうは昨日に続いて、図書館まつりでパプアニューギニア のブルーマウンテンコーヒーの販売を予定してたんですが、昨日めでたく完売し たので、お役ご免となり、午前中ゆっくりと片づけなどして過ごしました。
 午後は絵本作家・飯野和好さんの「おっと、絵本、浪曲 in つるがしま」を聞 きました。子ども向け絵本なのに股旅物っていうのはどうもピンとこないんです が、「ねぎぼうずのあさたろう」が旅で出会う人情話を、作者本人がなんと浪曲 で語るんですよ。少年時代にチャンバラやって遊んだ思い出を物語りにしたって 聞いてみれば、なるほど、私も中学生の頃、木の枝拾ってチャンバラごっこしま したっけ。
 股旅の装束で現れた飯野先生、主語述語をキチンと言わない独特のしゃべり方 で、結構会場を沸かせてました。

11月3日(土)
 塩沢町産業まつりにポリトライブが大挙して参加しました。塩沢と鶴ヶ島は同 じ今泉さんの寄付したオセアニア造形美術品を持っているご縁で結ばれています。
 私たちはコーヒーやパプアニューギニア・グッズの販売とワークショップでお 面つくりを行いました。
 会場は今泉博物館の前の広ーい空き地で、リサイクルマーケットも賑わってま した。3000人の大鍋と銘打った「きのこ大鍋」にはビックリしました。豚肉やき のこがたくさん入って量もたっぷりで100円というのは、どこのコーナーよりも群 を抜いて人気でした。
 塩沢の今泉博物館には小中学生の絵が展示されてました。それらは、コンクー ルで選ばれた絵でした。仮面、人形等、博物館のものの写生かと思われるものや 人物等が描かれてました。さすが、選ばれただけあって、その筆致・色彩感は見 事で感心しました。ですけど、画面にキチッと収まった構図が画一的なのが気に なりました。
 一方、ワークショップに参加した子どもたちの多くは博物館内の絵とは対照的 に、自由な発想で、課題の「お面」にこだわらず、「お気に入り」を創ってまし た。サポートしたポリトライブの若い方々の力量にもよるところが大きいんです ね。
 絵の具の乾くのを待って、最後の最後まで粘ってた女の子、作品を置いていっ たまま戻ってこなかった子…。作品をとりに戻って来なかった子からは、創る行 為が重要なんだって、改めて学びました。
 ウチの孫も、ひたすら描いて描いて描きっぱなし。ブロックは毎日毎日、何時 間も何時間も、見たもの、聞いたもの、なんでもつくります。夕飯前にはママに 怒られるから、キチンと片づけて、翌日また、ひたすら作ります。
 創って創ってこわれてしまう砂遊びも子どもらは大好きです。やはり、行為に 意味ありと考えていいのではないかしら。


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