日常雑記
2002年11月

11月30日(土)
 はちまんの森秋祭り、大盛況。  “秋”だなんて名づけちゃったけど、もう木枯らし1番も吹いちゃったし、 近所の学校が3校とも登校日だし、もう、一大事って感じで、急遽残りのチラ シをエリアから離れたところへ撒きにいった次第。
 食べ物も残っちゃ大変とセーブ気味に量を設定したんですが、たちまち足り なくなってしまい、作り足したり、販売していた持ち帰りの生ラーメンをゆで て出したり、大わらわ。
 竹の楽器つくりも心配していた分野なんですが、予定を上回った上、親子参 加の方が多いという期待以上の現象も見られ、ホクホク。蛇喜猫賀の中川さん も、「あの方ただものではないわね」なんてささやかれて、仕掛け人としては、 ほんとにホクホク。
 天気は上々。風もなく、絶好のおまつり日和。なぜかフリーマーケット参加 希望者がドっと申し込まれて、若いお母さんたちがずらり並んで、なんだか華 やいだ雰囲気。
 そして、なによりも嬉しかったのは、個人的にご案内さしあげた方々が大勢 来てくださったこと。
 どんな方々がこのおまつりに関わったかお知らせしたいと考えたパンフレッ トつくりで徹夜したので、帰るなり、帽子も脱がずコトンと床に転がって寝て しまいました。

11月26日(火)
 入院中のY先生、おかゆにおかずがつくようになって、バナナのようなウン チが出たと、大喜び。スキップしてトイレに行くんだなんて、とっても陽気。 原稿もそろそろかなって思ったら、なんとすでに2本送ったんですって。早い のは口だけかと思っていたら速筆って感嘆していたら、「女にも手が早いよ」 ですって。それがね、何と、夜這いに遭ったっていうウソのようなホントの話 し。前のベッドの方が「ホントだよ」って。
 10歳も年上のおばあちゃんに襲われたなんて前代未聞。「どんな女でも贅沢 は言わない主義だけど、さすがにお引き取り願った」ですって。
 でもね、「ダンナと間違えたのかも」なんてやさしいことも言うんですよ。

11月25日(月)
 「イラクのキリスト者が、戦争を恐れて祈りを呼びかけている」という情報 に触れました。NCC女性委員会が毎年取り組んでいる世界祈祷日は「すべて の暴力を克服する10年」をテーマに祈りの連帯を求めています。世界中に荒 れ狂っている暴力に抵抗する、小さくても大切な歩み。

11月24日(日)
 本日のチャイルドラインの公開講座は蔦森樹(たつる)さんの「人権〜規範 と逸脱」。蔦森さんは180センチの大女。はにかむような微笑が印象的。元男性。
   先生のお話…人間の性は一つ。胎児6週目〜10週目に変換するファクターがか からなければ女としての類型になる。変換するファクターがかかれば男として の類型になる。性の曖昧な赤ちゃんが生まれた場合、医者は無理矢理どちらか の性を与えるべく手術をほどこしてしまう。上位カテゴリーは男か女しかない、 これが問題。
 男と女の間には多様な性が存在する。ムリヤリ二つに分けないで、一人ひと りのありようを無条件に認めていくことこそが多様性を認めるということ。
 ザッとこんなお話でした。
 環境ホルモンの影響について質問しました。自然発生の多様な性以外に人為 的に機能不全をもたらすのは良くない、との答えでした。「性異常」と言う言 葉は漠然とした言い方だから「機能不全」と言った方がよいとも言われました。
 とても魅力的な方なので、もっと深く蔦森さんのことを知りたくて、2冊も 著書を買ってしまいました。さて、どこにしまおうかと思案。

11月23日(土)
 笠幡の帰りに大橋公民館まつりをのぞきに。友人のフリマをちょっと手伝っ て、作品を見学。知りあいの方の作品も何点か見つけて、あら、こんな才能が あったのねと感心したり、大型の陶器にビックリしたり。
 学習関係が少なかったかなぁ。

11月22日(金)
 敬愛する美術評論家Y先生が倒れたとのこと! 発見されたのは倒れてから 丸1日もたってからで、その時は吐いた物なんかにまみれたまま意識を失って いたとか。
 第1発見者は最近画廊を開設したウチの近所のTさん。そのTさんに様子が ヘンだから見てきてくれって連絡したのが横浜の彫刻家K.Tさん。そのK.T さんに、Yさんに異変ありって知らせたのがワシントンに居た女性画家。画家 はY先生に国際電話して異変に気付く。
 数奇な連携プレイが一つの命を救って、蘇生した本人は点滴しながら早速の ヌード論で怪気炎。かけつけた上野のHさんは、先生に頼まれた資料をとりに いったついでに、元気の出る絵を先生の家から選んできたよぉと、女性の顔無 しボディの油彩を1点、ベッドサイドに。
 病室が書斎っぽくなっちゃうかなぁ。

11月21日(木)
 老人クラブ連合会の演芸大会、第3回目です。2回目までは逆木荘、今回会 場を広いハーモニーに変えて、チャリティにしたというので、奮発してお札を 募金箱に。
 何人かの知り合いに挨拶して、「あらぁ、あなた、もう該当者なのぉ」なん て言われて…、ふふふ。
 年齢的には確かに該当するんですが、会員じゃないんです。実は体操クラブ が手話コーラス「四季の歌」で出演することになって、私はピアノ伴奏。
 内容を見ると、出演者25組のうちカラオケが11、日本舞踊など踊りが10、コ ミカルな扮装で楽しませてくれた「街のサンドイッチマン」と寸劇、マジック、 伴奏なしのコーラスといったものでしたが、。笑わせてくれたのは寸劇「平成 金色夜叉」。「お宮、やっぱりアイツがいいのか」「だって、あなたは国民年 金、あの人は厚生年金ですもの」とか「今月今夜のこの月を、来年の今月今夜 のこの月を、10…あとは生きてるかわからないが」なんて科白で大爆笑。
 ピアノは、意外と譜面のところが暗くて、アレッて思ったらあがっちゃって、 ちゃんと歌いながら弾こうと思っていたのに、歌詞はわからなくなるし…。伴 奏間違えなかったのがみっけもの。みんなはよくがんばりました。当初、手話 コーラスなんて、っていう雰囲気もあったのに、間奏に振りまでつけちゃって、 いやぁ、ホント、よくやりましたよ。
 次はね「赤鼻のトナカイ」。

11月20日(水)
 23日は岡本太郎美術館で竹の楽器つくりワークショップ。技術向上目指して 集まったポリトライブの面々、やっぱり音が出なくちゃ話しにならないよ、と 音出しに挑戦。なかなか難しい。塩沢の産業まつりでは音が出なくて悔しかっ たので、練習して、細目の笛は何とか音が出るようになったんだけど、縦のは、 どうもうまくいかないんですよ。各自どの楽器にするか担当を決めて、音出し までサポートしようねと、あれこれ賑やかなひととき。
 笛の穴は一つだけど、いくつか開けてドレミが吹けるといいんじゃないの、 っていう意見に対して、職員のこだわりは「ドレミからの開放」。PNGの音 楽を聞いていながら、ちょっと同じようなことを考えていたので、ハッとして しまいました。開眼!

11月19日(火)
 コピー機の点検月。部屋の掃除ができてないので、余裕を見て明日を指定。 幸い暖かな一日で、準大掃除実施。いつもそうなんです。コピー機の点検がな かったら、資料積み上げたままになっちゃうかな。
 先日のチャイルドライン講座で話された広岡智子さんもね、息子さんに「ウ ワ、スゲェ」って言われるくらい散らかってるって笑ってました。同志のよう な気がしてちょっと安心。
 長い間そういう家で育った娘は片づけに超厳しいんです。きっとずーっと嫌 だと思って暮らしてきたに違いないんです。孫たちは、夕方6時は片づけ。折角 組み立てたブロックも、明日までそのままにして置いていいのは1点だけ。す べて崩してキッチリしまうことになってます。
 娘の出た幼稚園はそういう家庭の事情を考えて、園では、子どもたちが「も ういい」というまで、大型積み木で遊ばせます。1か月も続くと「ジャマだ」 っていう子があらわれるので、数日にわたって話し合いをしてから崩して片づ けるっていうことをやってました。子どもの創造力を豊かにすることと、他人 の意見を聞いて話し合って結論を出していく訓練です。
 昔、仕事で、映画やジャズの評論をやってらした植草甚一さんをお訪ねした ときのことを思い出します。床にたくさんの洋書が平積みになってました。「サ イケデリック」なんて言葉が注目されてた時代で、ステレオや縁側が極彩色に 塗られてました。サイケ調って呼んでましたけどね。本に埋もれそうに文机が あって、座布団がかろうじて先生の居場所を確保しているって状態でしたよ。

11月18日(月)
 「マイバッグ検討委員会」から帰ってくると、ひいくんに置いてけぼりを食 ったたあちゃん、どうしても遊びに出かけたいとママを困らせてるので、私が 連れ出すことに。
 市民の森第2号の前を通ったら、幼稚園のお友だちとバッタリ。児童館は休 みだよって言われて、森で遊ぶことに。1年生のお姉ちゃんは仕切屋さん。み んなを並ばせたり、行進させたり、ダンボール持っておいでって指令出したり。
 ダンボールで看板作り。何か書くものないかなぁっていうので、私のシャー プペンを貸したけれど、もっと太いのがほしいって言うので、赤鉛筆を貸すと、 リーダーというところに自分の名前。ふくリーダーに友だちの名前。「星クラ ブにしよう」って弟くん。「それならスタークラブだよ」なんていいながら作 った看板を枯れ枝にとりつけて完成。
 市民の森の林床は枯葉でフカフカ。あんまり市民に親しまれてないのかなぁ とも思うし、利用されすぎても林床が固まって良くないだろうなぁとか思った り。切り倒した木が積んであって、登って遊んでましたが、グラグラするとこ ろもあり、キケン。行政に言うほどのことでもないようなので、取りあえずキ ケンだから気を付けるよう注意。
 子どもの遊ぶ場所は一度は見て置いた方がいいみたい。

11月17日(日)
 山谷の食堂で働いている友だちを、ホームレスのための毛布届けがてら訪問。 何年ぶりかな、4時間も話しこんでしまいました。
 墨田区の雨水資料館をこの夏訪問したんですが、バスで行く途中、荒川の土 手にたくさんのブルーシートを張ったバラックを見かけた話しをしました。ド ヤ代節約のためブルーシートを住処にして、公園のトイレと水道利用して、何 とか仕事を見つけて普通の生活に戻ろうという意欲を持ってるのがブルーシー トの人なんですって。山谷に来る人はブルーシートでバラック建てる気力もな い人。高齢化してるし、仕事はないし、かなりの人がアルコール依存症。行政 は月に1回とかブルーシート撤去の見回りをしてるんですが、不思議と情報が 漏れて、その日だけ片づけてどっかへ行ってしまうらしいですね。
 池袋の地下街にも、相当な人数のホームレスがいますね。このあたりの人は リストラ型の人が多いみたい。黒人もいました。仕事を求めて日本にやってき たんでしょうに、可哀想に。
 年末年始は越年越冬闘争。公園課に申請して、撤去される不安無く年越しで きるようにして、みんなで食事作ったりおもちつきしたり、医療相談に応じた りの活動。川崎では、学校の体育館で越年できるんですって。これって、スゴ イことですよね。私なんかDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者の 一時的シェルターとして女性センターを使用できないかって提案したけれど、 全くダメでしたものね。最近では、パプアニューギニアの方々が来られても、 宿泊するところに困ってる状態。公的施設って、目的外使用にはウルサイです からねぇ。財政難の折から、新たな施設を作らなくても、複合的に使っていく っていうように考え直した方がいいですよね。

11月16日(土)
 たあちゃんが「うみキリン」つくり。幼稚園で借りてきた絵本の主人公です。 「富士山の3倍なんだよ」って、書いてあった通りのことを言いながら井型の ブロックを組み立てていきます。見事キリンに見えるから喝采です。パパが面 白がってうーんと長ーい首のを作ったから、たあちゃんも大張り切り。パパよ り長くなったかなぁって、比べながら大奮闘。そうしてひいくんと「うみキリ ン」ごっこ。絵本からこんな遊びが出てくるなんて、愉快じゃありませんか。
 ぶつけてこわれて首だけになったら、股にはさんで「大きな古時計」の替え 歌。♪おおきなノッポのふるチンコ〜。
 フロイト言うところの「肛門期」ですからねぇ。どこかの学校で1年生に性 教育したのはケシカランって騒いでるようですけど、別にいいんじゃないです かぁ。

11月14日(木)
 読売新聞「論点」で慶応大学教授宮健三さんが原発報道について批判。「事 故が放射線障害事故につながったことはなく、人身被害も皆無であった。実態 は大事故への可能性だけに言及して世の不安をあおる結果となっている」って いうんです。
 被爆しながら日常的な修理に携わっている「被爆労働者」の存在知らないの かしら。いや、学者だもの、知らないはずはないわね。眼中にないというか、 命を大切にするに値しない人種だと思ってるんじゃないの。釜ヶ崎あたりから 連れてくるとか、原発から遠い町の人を雇うとかいいますからねぇ。原発のあ る町の人の場合は、告発すると親戚中が失業の憂き目にあうから、ダンマリを 決め込んでるっていいますしね。
 グリーンピースとか緑の党も、被爆労働者には口をつぐんできたのね。それ は、ドイツだったらトルコ人、フランスだったらアルジェリア人など、下層労 働者が危険な仕事に従事してるからなのね。
 いずこも同じ差別構造!

11月13日(水)  アメリカはイラク攻撃するんでしょうか。もしそんなことになれば世界経済 は大混乱とメディアも論評。大規模なイラク攻撃反対デモがおこなわれてます。 欧州屈指の観光地フィレンツェでも30万人デモ。ちょっと前にはワシントンで 10万人デモ。警察発表は普通少な目だから、この2倍くらいの人が参加したの ではないかしら。
 友人から「地球の子ども新聞」を買いました。フォトニュースなんですけど、 解説版として活字新聞もついてきました。軍隊をすてたコスタリカの特集号。 「民主主義とは多数決」ではなくて「人の命を大切にするシステム」。だから 貧しい国なのに難民を追い返さないし、生活が荒れ切っていて暴力を振るう難 民の子も差別しないで、「未来のある子ども」として社会全体で対応していく んですって。
 学校の先生たちが作った平和文化教育プロジェクトでは、人間とは何かをテ ーマとして学習したといいます。「軍隊は人を殺すから民主主義ではない」。 だから、軍隊廃止。実に明快。平和憲法を持つもう一つの国日本は、何とか戦 争のできるシステムを作ろうとしてます。

11月12日(火)
 チャイルドライン公開講座で子ども虐待防止センターの広岡智子さんのお話。
 相談を受けるときのポイント1は「心のケアは控えめに」。力づくで人の心 に侵入すると、却って状況が悪くなることがあるっていうのは、私も体験済み で納得。相談の難しいところですね。問題はどこまで踏み込めるかの判断。と にかく聞き役に徹する中から、同じ悩みでも相づちの打ち方が変わってくると いうのは、相談者としての広岡さんのしたたかさですね。
 ポイントの2は「具体的な援助はエネルギッシュに」。たとえば生活保護が 必要なら手続きの援助を速やかに。とにかく孤立から救い出す環境を整えるこ と。そう、虐待に走る母親は核家族で夫の協力が薄く、母性神話にがんじがら めで育児不安を抱え、孤独の中で自分を責めているんですね。
 先日あった里子殺しについては、三重苦にさらされていたとの判断。まず里 親神話のワナにはまっている。里子なるがゆえと思いこんでいる親子の葛藤は、 実はごく当たり前にどの家庭でもあること。第2に元幼稚園の先生という立場 に縛られて、悩みを打うちあけられなかった。第3に母性神話にとらわれてい て、立派な母親であろうともがいていた。事件後わかったところでは、里子が 被虐待児であることを知らされていなかったというのが、大きいんですね。被 虐待児であれば、なおさらのこと、里親を怒らせるようなことをわざとやるで あろうことは常識。里子を世話した側にも大きな落ち度があったことになりま すね。
 参加者同士の話し合いでも出ましたけれど、大抵の人はむずかる子どもを憎 んだり、姑を憎んだりした経験をもってるはず。ホラ子守歌にもあるでしょ、 ♪起きて泣く子の つら憎さ、って。それはごく普通の感情であって、自分だ けが悪い人間なわけじゃないって思えれば、イライラして虐待に走ったりせず にすむんですよね。気付かずに善だと思ってやってることで虐待の範疇に入る のが過度の管理。子どもを自分の意のままにしようとすること。これ、意外と 根が深いんですね。
 先生はね、こうおっしゃるんですよ。「民生委員も児童委員も研修は熱心ね。 皆さんもね。研修してるヒマがあったら街をフラフラ歩いた方がいいと思うわ。 その辺にいる子どもにアメあげたりしてね。何気なく子どもを見守ってる大人 が地域にいなくなってるのは問題ね。おばあちゃんも、海外に飛んでってしま ったり、健康のためとか言って水泳に行っちゃったりして、縁側でノンビリと 子どもの相手してくれるなんてことなくなってるんじゃないの。」

11月10日(日)
昨日と今日は産業まつり。学童保育もバザーのようでしたけれど、そちらは パス。昨日は気温も低くて午後の風がすごくて、自転車もバタバタ倒れてたい へん。今日の天気は上々。
 ちゃんとマイバッグ持ってお出かけ。(エヘン)
 フリーマーケットも大にぎわい。「はい、値切って、値切って」って威勢の いい方、「ごめんなさい。これ以上安くできないんです」って頭さげてる手作 りコーナーの方…。ま、いろいろですけど、半端物のグラスや陶器を並べてる 年配の方を見てしまったら、心配で「お客さんいるかな」って何度も見に行っ てしまいました。
 親子で、夫婦で、友だち同士でと参加者の顔ぶれも様々で、フリーマーケッ トはすっかり定着してますね。
 お客さんは子ども連れが圧倒的に多くて、演し物も子ども向けにアンパンマ ンとか、小動物のコーナー、とってもにぎわってました。
 ごみ箱も観察。食べ物のコーナーにもごみ袋ありましたけど、燃えるごみが あふれ勝ち。はちまんの森夏まつりでも、最後は分別うまくいってなくて、反 省しました。プラスティックごみが多いのね。ほんとはマイお椀とマイ箸持参 がいいんだけど、こういう時ってダメみたい。生協でもやってるけど、そうう まくいかないんですね。ごみ持ち帰りもやったことありますけど、最寄り駅の ごみ箱が一杯になって駅から苦情が来た経験あるしね。この春から分別が厳し くなって困ってるって豊島区の教会も悩んでます。
教会には豊島区以外から来ている信者さんも多く、なかなか徹底しない上、 中には教会裏や塀際に捨てて行く人もいるそうで、結局気付いた人が片付けざ るを得ないようです。また昨年のバザーの際は、入口でビニール袋を来場者に 渡して、自分のゴミはそこに入れてもらうようにしてもらったのですが、バザ ーの来場者は教会員でない方も多く、当然あまり徹底せずに最寄駅のゴミ箱に 捨ててしまった方もいたそうで、駅からお叱りをうけたそうです。またミサ後 そのまま外出・旅行する人は持ち帰ることに抵抗があるのは当然でしょう。と いうわけで、個人の努力や奉仕には限度があり、さぁ、どうしたものでしょう。
 千代田区の「歩きたばこ禁止」みたいに係が張り付かないとダメかもね。

11月8日(金)
手話で「四季の歌」を練習してるんですが、きょうは会長からいろいろなサ ジェスチョンがあり、間奏を入れることにしたり、ちょっとした振り付けもで きて、ステージっぽく仕上がりました。なんだかワクワク。
 帰路、休んでる方と出会いました。具合の悪いところがたくさんあって、最 近は特にウツ状態で、出かけて行ってみんなに会うという気力が出ないという んですね。「出てくれば元気でるかもしれないし」なんて無責任なことを言っ て別れました。
 NEWS23で「男はつらいよといってみよう」というシリーズが始まりました。 きょうは、妻亡き後のウツを克服した倉嶋厚さんが語っているのを聞きました。 たかがウツされどウツで、ご本人はとてもつらいんですってね。何を見ても楽 しめず、何かする気力は失せて、食欲もなくなり、自殺まで考えたんですが、 入院してなおしたっていうことでした。
 身近にもそういう人がいるんですけどね、ウツだって聞いても何もしてあげる ことができず、聞く方もつらいものがありますね。
 基本的には、社会がもっとよくならないといけないと思うんですが、連れ合 いを亡くして健気に一人で生きてる方への目がもっと必要ね。

11月6日(水)
1週間のうちに4か所遠征。新記録!
 始めはボランティア仲間の運転する車で標高735mの栃木県湯西川温泉。怖い くらい曲がりくねった山道を行くと、渓谷の山々は色づき、高い山頂付近はう っすらと雪化粧。折角来た平家落人伝説の里、ただ泊まって帰るだけでは情け ないと思っていたら、個人運営の資料館が早朝から開館。貴重な資料には親切 な解説アナウンス付き。ふつうの田舎家とは違う趣きのドッシリした造りの家 の並ぶ平家の里も散策して、満足。
 次なる地は粟野町。到着時間を知らせようと思ったのに、携帯が通じなくて、 一人での移動は心細かったけれど、どうやら無事に連絡も付き、「はちまんの 森夏まつり」で鮎とうずらの炭火焼きを提供してくださった、鉄工芸家の改さ ん訪問団に合流。こちらは標高500m。木造公共施設推進とかいうような補助 金で建てたらしい「つつじの湯」につかり、改さん特製のきのこ汁、味噌田楽、 山菜料理、鮎焼き、などに舌鼓を打ち、餅つきも楽しみ、林野庁が13億かけて 建設したばかりの林業研修施設も見学。
 帰宅してメールチェック。重大な忘れ物の連絡あり、ビクッ。映画「センス ・オブ・ワンダー」の日に展示するパネル作成どうすんのってメール。翌朝は ユックリしてもいられずパネル作り。窮すればなんとやらで、何とかまとまっ て、市民の会のPR版に仕上がり、ヤレヤレ。午後は老人会の体操サークルと 楽しく体操をして、夜パネル届け。
 次の日は自治会のバス旅行で伊香保温泉へ。この日はすっかり気温もさがり、 あちこちで雪情報。綿入れ着て縮こまりながらきのこ売りしてるおばさんに声 かけられて、思わず財布の口がゆるんで、予定外の出費。榛名湖は歌謡曲「湖 畔の宿」の舞台と聞いて用意していった楽譜見て、バスで隣り合わせた方に指 導いただきながらカラオケもこなして帰宅の途へ。  さて、最後は新潟県塩沢町へ市民交流。鶴ヶ島とはパプアニューギニアの造 形美術品つながり。第二小学校6年生有志と先生方、茶業組合の社長たち、そ れにポリトライブで、総勢50人。産業まつりで鶴ヶ島特産狭山茶やPNGコーヒー の販売、竹の楽器づくり、子どもたちの手づくり楽器の演奏披露。ついでにそ ば打ち体験もしてきましたぁ。
 まつりの会場は今泉博物館の前庭。この日は入館無料。企画展としては池田 満寿夫と山野草展。館内ではお茶のお点前も。
 かくて、翌日は孫の「おにごっこしよ」の声に負けて、ちょこちょこ遊び、 木工に熱中してる若夫婦の代わりに食事の支度などして暮らしました。
 昨夜はPNGから来日中の演奏家ブイ・ジェネレーション歓迎会。名物老人オン ピトは諏訪から飛んできて、蛇喜猫賀ご一行もかけつけてくださり、太鼓とカ ワラさんの踊りで出迎え。PNGからもお返しに迫力ある踊りと演奏が飛び出し、 ポリトライブの面々も踊りに興じ、最後は円陣組んで、飛んだり跳ねたり。全 員汗ばんで、息切れしそうになりながら、惜しみつつの別れ。
 さてはて、少しは落ち着いてやるべきことをやらなくてはね。


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